仕事楽しい? と訊かれた

説教という名の3hの飲み会。

O氏から「仕事楽しい?」と真剣に聞かれた。

 

「自分が仕事を楽しめなければ、『因果応報』で相手もイライラして自分に返ってくる」

「悪い点を埋めるよりも、良い点を伸ばした方が絶対に武器になるし楽しい」

「プログラムは『芸術』だ、作品を完全に理解しなければ書き加えられない」

 

まさに労働者の正論、ビジネス書のように的確な教えだ。

私のことを真剣に考えて助言を頂き、この上なく感謝をしている。

 

「お前はウチに必要ない」「これから頑張るか、辞めるか、まぁ前者は大抵うまく行かないだろう」と言われて絶望してしまった。

立っていられなくなりトイレで倒れた。ドアの鍵すらうまく閉められない。視界は真っ黒。ショックを受けると時々酸素が脳に足りなくなるんだよなーとか考えていた。どれぐらい倒れていただろう?

 

だが、視界の闇が晴れたとき、不思議と恐ろしいほどスッキリした気持ちになった。

視界、思考がくっきり鮮明になる感覚。

どうやら「仕事を楽しめない=その気持ちは変えられない=仕事を辞めた未来にワクワク」したのだと思う。

それが「私の求めていたこと」だと実感した。それをズバリと言い説いてくれたO氏。

 

今の立場は安定、予定調和の10年後が待っているようなものだ。

仕事をやめれば、本気でお金に困って、本気で死にそうになるかもしれない。

それを悪くないと思ってしまった自分がいる。(もちろん、異性から求められる、マンションのローンを組むことは難しくなるのは承知の上)

 

ぶっちゃけ仕事は楽しくないのだ。

5年前、入社したての私はワクワクしていた。上を目指すために時間を割いて自己啓発にも励んだ。

けれど、今は仕事の際限を知ってしまって「仕事を楽しむという気持ち」になれる気がしない。

 

部長になれたからどうなるんだ? ただの上位の『労働者』じゃないか。

お金をたくさん稼げるから何だ? お金があるから幸せになれるとは限らない。

おまけに家庭という守るべき大切なものができて、一生会社に支配され続ける。

それで幸せか? 心は満たされるのか?

死んで労働者からドロップアウトした方が幸せではないか?

 

もちろん、自分は26歳にもなって子供みたいなことを言っていると自覚している。

けれど、人間は「自分の本当の気持ち」にだけは嘘をつけないと思う。

どんなに努力しても、根が腐っていてはで、行動を変えられるはずがない。

 

仕事は夢を叶えるための踏み台で、あと1年ぐらいすがりつきたい気持ちがあったが、

もうダメみたいだ。このまま続けても100%、自分は仕事を楽しむことができないだろう。

仕事の仲間にも迷惑をかけてしまう、謝って早めに辞めるべきだ。

 

自分の気持ちを大切にして生きるため、これから行動に移したい。